5月14日土曜日、鴻巣市中央公民館にて、5月の会を開催しました。2名の新しい参加者、何名かの久しぶりの参加者に、足を運んでいただきました。美味しいどらやき(写真左)などのお菓子をつまみながら、楽しい時間を過ごしました。
今回も、病気と向き合う上でとても大事なキーワードが登場しました。
- 必ず治ると思わない!
- いつまでに治したい、と考えない!
- 小さなステップを大事にする(朝、ちゃんと起きられた、など)!
- 的確な情報を集める!
- 病気と付き合っていく覚悟を持つ!
と、いうものでした。
1と2は、病気だと言われた当初、ほとんどの人がそう考えてしまうことです。しかし、そのように考えることで焦りが生まれ、自分を許せなり、苦しくなります。そもそも、精神の病気自体、必ず治るとか、いつまで治るとかいえないものです。
むしろ、3のように、小さなステップを大事にし、自分をほめてあげることの方が大事です。「ああ、今日も副作用に負けることなく、朝起きられたよ!」、「簡単な仕事だけど、就職できたよ!」などです。
また、高度に情報が発達した社会ですから、いろいろな情報が入ってきます。けれども、病気に関する情報も、玉石混交です。信頼のおける情報なのか、見極めていく必要があるのです。
そして、最終的には、5にあるように病気と付き合っていく覚悟を持つことです。うつ病、統合失調症、双極性障害などの病気になった場合、完全にそうでなくなるケースは極めて少ないとされています。しかしながら、病気とうまく付き合い、仕事や日常生活をうまくやっている人も少なからずいらっしゃいます。病気は病気として、それにかかっている自分を認める。その上で、できることをやっていく。そのような考えに至ると、非常に楽になります。もちろん、簡単ではないのです。一度はそのような考え・行動に至っても、再び病気に対するコンプレックスなど、マイナスな思考に陥ることもあります。ただ、私たちの会のメンバーも経験しているのですが、そのような考えでいられる時を長くすることによって、だいぶ楽になるのです。
病気との付き合いは長丁場。どっしりと構えて、じっくり歩みたいという思いを強くしました。
参加人数11名(男性8名:女性3名)
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